28年度 新米 お米のお話
日本人はお米が大好き!
実はトルコもお米を作っていて、食べたことがあるのですが結構美味しいです。
さてさて、この間お米の卸?さんとお話をする機会がありました。
特に仕事関係ではなく、普通に長々と雑談です。
自分はお米が好きなので、お米の動向を結構チェックしていて、少しは語れます(笑
お米の消費量はドンドン減っていて、昔よりもほぼ半分の需要になってしまっています。
お米離れが進む中、どうしようかと政府は色々試行錯誤をしてきました。
しかし、この試行錯誤は非常に大きな問題を秘めていると思います。
28年度産の新米は昨年よりも価格が高いのです。それも1キロあたり30円くらいも値上がりしてるのです。卸さんは、お米は間違いなく、値段重視になっている。これは間違いない!と言ってました。
卸さんは値上げの話によって、お客様が離れないかとても不安がっておりました。
2年前の暴落した時の価格に消費者やお米を使う業者、ホテル、病院などが慣れてしまい、交渉がとても大変だと話しておりました。
今年は天候が良く、災害でダメージを受けてしまった北海道以外は作付けが良いようです。
それなのに、なぜ需要が減っているのに、お米の価格があがるのか?
それは、間違いなく減反政策という『僕たちが食べるお米を作らないで、牛や家畜が食べる飼料米をなるべく作りなさい、そうすればお金をあげます』という政府の政策が原因だと思います。
お米の価格があがったから良いじゃないか!!! 農家も頑張っているんだぞ!!! みんなそう思っておりますし、私もそう思います。
ただし、ここには多額の税金がかかっていること、そして私たちが食べるお米を作らないで飼料米を作ることに前向きでない農家さんが結構いることを忘れてはいけないと思っています。私たちが食べるお米よりも、飼料米を作る方が儲かるなんて本気でお米を作っている方々がかわいそうな気がします。
私は、税金を使ってまで無理やり需要と供給を合わせにいく方法で、日本の農業が強い農業になれるとは思いません。
供給量が多いならば、価格が下がり、お米を輸出したりなどの新たな市場開拓も出来るかもしれません。
しかし、日本はお米に関しては新たな市場を開拓せず、なんとか国内で戦おう! この狭い考えしかないように思えます。
輸出も中々制度的に難しいようですが、大好きな日本のお米はトルコ人も好きであり、私の周りの外国人も好きな人が多いです。コシヒカリだけでなく、あきたこまちもうちのかみさんは大好きです。
でも、国際基準からしたら、相当高いようです。
価格を上げてシュリンクする国内市場で戦うのか、それとも飼料米をやめて供給量を増やし、価格を下げて海外で戦うのか。
大好きな日本のお米が他の国でも愛されるのを願ってやみません。